春の厠

主にクラフィについて。その他も何か書きたいことがあれば記事にしていくつもりです。アイコンはユーザー、ブログ共にLpip様のイラストをお借りしています。

女王の真覚醒が実装されたのでまとめた

「近日公開」のお知らせから約3ヶ月…ついに女王4人の真覚醒が実装されました!


まずはおめでとう!ありがとう新規グラ!


という訳で、クラフィ女子の例に漏れず服を脱ぎ捨て裂き破り““本気””の姿と力を晒した女王達についての考察……もとい感想を垂れ流していきたいと思います。




※あくまで個人的な考察・感想・日記であることを念頭に置いて、いちクラファーの妄想を楽しんでいってください※








【女王が真覚醒】


真覚醒ってどういうこと…?つまりはマジモード。
そういった認識で合ってると思います。


これまでのタワー4種のいずれにおいても、最上階……15階で撃破した女王はまだ余力を残しているように見えました(Tipsにも『活動を一時的に停止しただけ』とあります)。


今回の真覚醒で露わになった女王4人の姿は、それぞれモチーフとした喜怒哀楽の感情が増幅され、これまでに見せてきた「どこか含みのある、嵐の前の水面のような表情」と違い余裕が無いようにも見えます。


追い詰められ、余裕が失われてきた状態、ということでしょうかね。


タワーの階層も増えるようですし、きっとこれから適合者が女王を追い詰めていくスリリングで胸熱なストーリーが公開されることでしょう!


負けるな適合者!今も昔も俺達の敵はワンp……女王だ!









【ボナンザ】

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チャレンジタワーが廃止され、「タワーオブザクイーン」として実装された初めてのクエスト、アヴァルシア。


その最上階で私達を待ち受けていたのが彼女――ボナンザでした。


初めて見た時はその冷たい表情と人外を彷彿とさせる肌色、まさに“女王”然としたビジュアルにテンションがぶち上がったものです。


……え?はい、私は勝てませんでした泣


どちゃんこプレイが上手いフォロワーさん達が無課金編成を練ったり立ち回りを公開してくださったにもかかわらず全くクリアできず……そうです私が下手なんですチクショウ


麒麟トロイアギルガメッシュを駆使してクリアルートを開拓していった先人達には頭が上がりません。


思えばこの頃とエルフラム実装時あたりが、最もプレイヤー達がタワーを楽しんでいた頃かもしれませんね。




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そんなボナンザ様も今やインフレの波に呑まれ……る以前に、最上階のクリアすらしなくともバグ33でドロップする時代になりました。


バグ枠積んで必死こいてボナンザ&ローズをバグマにしていたみんなの姿が目に浮かぶよ……あれ、なんだかしょっぱいや……。


私はこの仕様になってからいそいそとボナ様をゲットし覚醒させました(Cスキルのウイルスが演出好きなのに、敵が軒並み状態異常に耐性があるせいで全然効かないのが悔しい)。


そんな女王の中でも特に思い入れが強いクラファーが多いであろう彼女の真覚醒姿が…こちら!




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おこ……!まさに激おこなのであります!!


おすまし顔をしていたボナ様が眉間に皺を……皺を寄せている!とてもイイ!


……とまあ私は大満足みかんだった訳ですが、この真覚醒ボナ様、各所で「女王っぽくない」「口を開けたら威厳が無くなった」などの感想もちらほら見かけました。


わかる。わかりますその気持ちは。でもちょっと立ち止まって考えてみてください。


そもそも「怒り」ってなんでしょう。そう、人間の感情の1つです。


今までのボナ様をボナ様たらしめていたのは、「人間らしい感情を持ち得ない、冷酷で無慈悲な言動・表情」だったのではないでしょうか。


つまり、今こんなにも“怒り”を露わにしている彼女は、「私達人間と絶対的に交わらない異質な存在」ではなく、「私達に身近な人間らしい感情を表出させたAI」にある意味落とし込まれている訳です。


簡単に言うと、「女王システム」から「ボナンザというAI」くらいにまでこちら(人間)からの視線が下がった、という感じです。


下がるというとマイナスな意味に思えますが、「人間らしくなった」と言うのが1番分かりやすいですかね。


人間を憎んでいるはずの彼女が、その人間特有の“感情”を持ってしまったのは、なんだか酷く皮肉ですね。







【ボナンザの元ネタ】


さて、ここまでつらつらとボナンザに関する思い出と言いますか、思いの丈を垂れ流してきた訳ですが、クラフィのユニットと言えば「多種多様な分野からの元ネタ」が特徴的ですよね。


ガッツリ史実や神話に基づいて話やユニットの関係性を構築するのではなく、元ネタはあくまで元ネタ程度に、独特のユニット同士の絡ませ方をするのもクラフィ特有のキャラクターの作り方です。


そう、この“怒り”を象徴した最重要AI・ボナンザにもきちんと元ネタがあります。



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冷然とし見目麗しい彼女の元ネタは、なんとコンピュータ将棋プログラム。
めちゃくちゃ“和”な感じがしますね。意外なところからネタを引っ張ってきたなあと思いました。


Bonanza」はWindows用のフリーウェアとして公開されていて、誰でも無料でダウンロード・利用することができます。


開発者は物理化学者であり、知能情報学者、電気通信大学大学院情報理工学科准教授の保木邦仁(ほき くにひと)さん。


現在は知能情報学を研究分野とし、「思考型ゲームにおける高精度評価関数の設計及び人工知能の開発」を研究テーマとしている彼がトロント大学で研究生活を送っていた2005年に、趣味として開発したのが「Bonanza」でした。


当初は将棋についてほぼ何も知らない初心者であった彼が開発した「Bonanza」は、2006年に開催されたコンピュータ将棋世界選手権で初出場初優勝を飾り、2007年にはプロ棋士渡辺明竜王との特別対局が組まれたことで話題になりました。


この「Bonanza」、ソースコードや思考ルーチンの詳細を公開し、他の開発者の利用を認めたことで、後に多くのコンピュータ将棋ソフトにそのライブラリが利用されることとなりました。
まさに「Bonanza」が“元祖コンピュータ将棋ソフト”だった訳ですね。






【ボナンザの小ネタ】


さて、ここからはボナンザのイラストをじっくり見ていて気になったところを挙げていこうかなと思います。


と、言っても『元ネタとの関連要素』みたいなものを探しては見たのですがどうにも見当たらず……。辛うじて武器の柄?の部分が扇風機型に見えなくもないかなあと思ったのですがあまりに無理くりなのでやめておきます笑


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↑扇風機に似た形に見えなくもない部分。Bonanzaは筐体を冷却するために小型USB扇風機が使われていた。


それよりも気になったのが、真覚醒女王全員に共通している『周りの装飾品の中に花がある』点です。
単なるデザインとして描かれたのかな?と思いきや、それぞれ調べてみると実在の花である上かなり意味深な花言葉をもっていたんです。



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↑ボナンザの周囲に浮かぶ花


ボナンザの周りに浮かんでいる花は、花弁の形状から見てユリ科かな?と思い調べてみたところビンゴでした。


“ユリの女王”とも呼ばれる、カサブランカという大ぶりの花を咲かせるユリ科の植物だったのです。


女王というワードにピクピクと反応したのも束の間、なんとこのカサブランカ、『高貴』『威厳』『壮大な美しさ』という花言葉をもっているじゃありませんか。なんてボナ様にぴったりな言葉なんでしょう……!
しかも紫のカサブランカに限ると『恋』『復讐』という花言葉もあります。


私の記憶違いであったら申し訳ないのですが、確か旧アヴァルシアでボナンザが「私もかつては信じていたのよ」と言う場面があったような……気がする……。
「かつては人間を信じていたが、今は排除すべき存在と見なしている」という意味であるなら、『復讐』という言葉に相応しいだけの何かがあったのかもしれませんね。


なんにせよどうして女王達がここまで人間を目の敵にするのか、その辺りの経緯もいずれ明かされることを期待しています。




長くなってしまったので分けます(っ’ヮ’c)
次はローズとソフィアについて。


https://m-floweringdogwood.hatenablog.com/entry/2019/01/22/162849?_ga=2.135185777.1326671836.1548142196-1019795098.1527894075